"人生は愉しむためにあるのだし、相手が男であれ女であれ、会いたいと思ったときに会いたいし、そのときにしか行かれない場所、見られないもの、のめない酒、起こらない こと、がある。
遊ぶことの好きな連中は大抵貪欲だから、いい店を知っているし、おもしろい奴を知っている。入手困難なチケットの入手方法や、病気とも確執とも金銭とも無縁の快楽や、 読むべき本や、聴くべき音楽や。"
"肉体関係を含んだ親友、こそ、あのころまでの僕の理想の男女関係だったのだ。"
"だいたい、僕は良識とか常識、あるいはいっそ世間体と言った方がわかりやすかったり もするような、下らない枷を軽蔑している。そんなものない方が、よっぽどすっきりす るのに、と思っている。"
"人生が思うとおりにならないものだとしても、人は思うとおりに生きるべきだ、と僕は 思っている。"
"ほんとうに存在するのは瞬間だけなんだ、と、郎は言う"
「ケイトウの赤、やなぎの緑」という短編の中に出てくる“郎”さんと、自分の考え方がすごく似ていて、びっくりした。あ、“肉体関係を含んだ親友”、はまだできたことがないので、ご安心を。
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