2013年7月19日金曜日

親友

朝ドラのあまちゃんの中で、私が一番好きなシーン。



家の中ではユイが自分の気持ちをアキに打ち明けていた。

「悔しかったの!負けた事なかったんだよ!同世代の女の子に周りに。アキちゃん面白いし、一緒にいて楽しい…けど周りが『アキちゃん、アキちゃん』ばっかりだと何か複雑っていうか…ごめんね、器が小さいんだよ。…種市先輩のこともそう。アキちゃんに彼氏ができるって想像しただけで…なんか、ムカついたっていうか…」

「じゃあ、ユイちゃん、種市先輩のこと別に好きじゃないの?」
「よくわかんない」

「オラ本当に好きだったんだよ。今でも好きなんだよ!」

「ごめん…だから、一度は断ろうとしたんだよ、でも…東京に彼氏がいるなっていいなって、東京の彼氏と遠距離恋愛したかっただけなんだ…」

するとユイが突然

「…いや違う違う!またウソついてる!…要するにイヤなんだよ!アキちゃんと同等か私の方が上じゃないと気が済まないの!…そういう性格なの」

「そっか。ユイちゃんはそんな風に考えてたんだ…オラ長え夢から覚めたような気がする。こっちゃ来てからいいこと続きだったべ?『アキちゃんアキちゃん』って皆に可愛がられて…だから種市先輩がユイちゃん好きだって聞いた時も悔しくて頭に来た。ユイちゃんのこと恨んだし妬んだし地獄に落ちればいいって思った…バカだな(笑)普通に考えたらオラとユイちゃんには雲泥の差があるのに…そんな事も忘れるぐれえ、オラ調子に乗ってたんだな(笑)もう覚めた、おら何も変わってねえ…所詮は地味で暗くて向上心も…あれっ?なんだっけ?」

アキは春子に言われてきた言葉が思い出せずにいると春子が勢いよく扉を開けた。

「思い出さなくていい!そんなの!!…アキはもう地味じゃないし明るいし向上心も協調性もあるんだから!…あのね、男取られたら悔しいのが人間!妬んで恨むのが健全な女子!もっとユイちゃんと張り合えばいい、ケンカすればいい、男だって取り返せばいい、地獄に落とせばいい!…アンタ達は何も変わらない。二人とも可愛いし、二人ともバカだし…ふたりとも子供なんだから!」


熱くなった春子はそのまま台所へ夕食を作りに行くのだった。



ユイちゃんとアキちゃん、二人とも本当の話しかしてないんだよなぁ。
私、この二人の関係を『親友』っていう。

そう考えると、私には、親友は……
最近は『友達』のハードルが低くて、やんなっちゃうね。

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